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2021/01/20

ビタミンKに関するお話

ビタミンKは13種類のビタミンの中で血液の凝固だけではなく骨粗鬆症を改善するビタミンとして注目されています。

 

新生児では不足しがちなため、哺乳量が十分でない赤ちゃんでは、血を固めることができなくなるため出血しやすくなります。出血を予防するために、日本では出生時・産科退院時・1ヶ月健診時の合計3回ビタミンKのシロップを内服することが推奨されています。

 

一方、ドイツを除く欧米諸国では生後3週から2ヶ月頃に起きやすい乳児期のビタミンK欠乏症による出血を予防するために生後3ヶ月までは週に1回のシロップの内服が勧告されています。生後3ヶ月まで毎週内服することで脳出血の発生が減少することが報告されており、日本においてもこの方式を採用する医療機関が増えてきました。赤ちゃんにとってのメリットが大きいと考え、本年より当院においてもこの方式を採用することにしました。

 

具体的な内服方法などに関しては、退院指導の際に説明させていただきますのでよろしくお願いします。

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